ドキュメント品質については、大手SIer並みの精度が求められた点も本案件の特徴です。要件定義書から基本設計・詳細設計資料、テスト仕様書・テスト結果に至るまで、顧客の期待水準に合わせて網羅性と正確性の高いドキュメントを一式整備しました。既存コードの読み解きや仕様の再整理を並行しながら、大規模開発に耐えうる形式・粒度で成果物を作成したことで、顧客側の保守運用体制にも寄与し、長期的な開発基盤の強化につながるプロジェクトとなりました。
Achievements
開発実績
建設業向けの業務管理クラウドサービス(見積・発注・工事台帳・日報・請求・支払・給与など、現場から本社までの業務を一元管理し、スマホからも利用可能なDXプラットフォーム)についての既存コードのバグ修正・追加開発・ドキュメント化支援案件です。
案件の特徴プロジェクトの立て直し案件
オフショア開発により構築された既存システムにおいて、バグの多発とコード品質の低下が発生。リリース不可能な状態で、ドキュメントもないため、状況の整理が必要でした。
- 既存コードの解析と構造整理、可読性・保守性向上のためのリファクタリング
- バグ修正および一部機能の再実装・安定化
- 新機能の追加開発(UI改善、業務フロー拡張など)
- コードから仕様を逆算し、設計書・仕様書などの技術ドキュメントを新規作成
- 動作環境の整備とデプロイ手順の標準化
を行い、保守運用ができる状態まで伴走しました。
案件の特徴複雑なドメイン知識の整理
建築業界特有の見積・工事台帳・日報・請求・支払・給与といった広範な業務領域を対象とするSaaSであったため、開発側にも幅広い業務知識が求められました。特に、建築系のドメインは仕様が顧客内部で暗黙知として扱われていることが多く、要件定義の段階から丁寧なヒアリングを重ね、PM自らが本を読んだり、建築業界に携わる知り合いにヒアリングをするなどして業務に深く入り込むことで、表に出ていなかった前提条件や「業界常識」を構造化し、開発に耐えうる形で整理する必要がありました。
